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膠原病患者のインプラントを撤去

除去したインプラント

 インプラントを埋入して9年経過の患者さんでした。8年ぶりの来院です。インプラントが痛いと訴えていました。5本埋入しているうちの1本はX線写真でインテグレ―ション(骨結合)していないと分かりました。その一本が痛いというのでそれを撤去しました。結合していないのですからすぐに除去できました。

 患者さんは7年ほど前から膠原病を発症してステロイド剤をのんでいました。10年経過まで後1年残っているから埋入したときの金額の10%の金額でやり直しすると提案しましたが、ステロイド剤の長期投与が気になるので、膠原病の主治医に相談したところ,『止めた方が良い』と返答がありました。

 除去後他のインプラントも痛むと訴え、撤去を希望しました。痛むと訴えるインプラントはX線写真で異常な所見はありません。口腔内所見も異常なしです。歯茎の腫れがないのです。何故痛むかわかりませんが、撤去を希望するので撤去しました。上は撤去したインプラントの写真です。骨ととても良く結合していました。

患者はショックでしょうが、私も非常にショックです。インプラントを長期残存させるためにずっと努力してきたのに、膠原病が発症して除去とは・・・

調べてみると、患者の発症した膠原病は人口の0.5パーセント程度しか発症しないものでした。発赤、腫脹、熱感は無く、レントゲンに異常所見なしでした。

ステロイドの副作用に抑うつ作用があります。精神に副作用があったと推測しています。